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お知らせ

【お薬について】講習会を開催しました。

更新日:2015年11月24日 日記

 

こんにちは。事務課 吉村です。

 

11月16日(月)に地域交流サロンでお薬についての講習会を行いました。今回の講習会は、前年に引き続き『ヘルス薬局』管理薬剤師 岡本様に講演を行っていただきました。内容はお薬全般について、日頃皆さんが疑問に思っていらっしゃっていることを中心に、幅広く丁寧にご説明いただきました。ではここで講習会の内容を簡単に以下まとめてみました。

 

■薬の服用タイミングについて

基本的には医師の指示に従うようにしましょう。それは血糖値を下げるお薬など、薬によっては効果が表れる時点を症状に合わせて設定されているものもあり、必ずそのタイミングで服用しなければならないものもあります。誤ると危険な状態になる可能性もありますので、十分な注意が必要です。ここで代表的な服用時点は以下の通りです。

◯食後・・・食事30分以内

◯食直後・・・食事のすぐ後

◯食前・・・食事の前30分以内

◯食直前・・・食事のすぐ前

◯食間・・・食事の約2時間後(空腹時と同じ)

◯寝る前・・・就寝30分前までの時間

◯頓服・・・症状が出た時

 

■内服薬の注意点

◯薬と食べ合わせの悪い食事について

効果が強く出たり、逆に半減したりすることもありますので、食べ合わせには十分な注意が必要です。まず一般的に柑橘系のグレープフルーツジュースはよくありません。特に高血圧治療薬などはジュースに含まれる成分が薬の分解を遅らせるため、効果が強く出てしまうことがありますので避けたほうがよいでしょう。また、血液が固まるのを抑える薬と、納豆や青汁との食べ合わせもよくありません。これは、納豆や青汁に多く含まれるビタミンKによって効果が得られにくくなるためです。これらが代表的な食べ合わせの悪い食事です。

 

■外用薬の注意点

◯湿布について

次に外用薬の注意点です。外用薬の中でも代表とされる湿布は、薬にもよりますが大体12時間程度経つと薬の吸収が悪くなるため、貼る時間や間隔には十分注意が必要でしょう。またかぶれるような方の対処法としては、貼る時間を短くすることや、パップ剤の場合は間に薄いガーゼを挟むなど工夫してみるのもよいとのことです。湿布は剥がした後もしばらくの間は薬が皮膚に残っています。貼っていた箇所が日光に当たると皮膚炎になる場合もありますので十分な配慮が必要です。

◯塗り薬について

塗り薬は当たり前のことですが決められた患部に塗るようにしましょう。足に塗るべきものを症状が同様だとのことで顔に塗ったりするケースもまれにあるようですので絶対に守って下さい。また空気に触れた時点から塗り薬は酸化が始まります。期間をよく守り、以前に処方されたものは使用しないようにしましょう。

 

■その他注意点

その他重要な注意点は以下の通りです。

・服用時間が近い場合には一回お休みにするか、次の服用の間隔をあける。

・薬にも使用期限があり、使用期限の定義は一定の温度下で未開封の場合。薬を残しておこうとすることは控え処分するようにする。

 

■お薬手帳について

最後にお薬手帳の有効活用方法や重要性についても講習会の中でふれておられました。副作用が出た場合にチェックするなどしておけば同じ薬を服用せずに済みます。また、災害時などはお薬手帳さえ持ち出せば、医師に情報を正確に伝えることができます。お薬手帳の重要性をもう一度見直してみることもよいかもしれません。

 

皆さんも正しい服用、正しい薬との付き合い方を身につけるよう心がけてみましょう。

shinnen4

投稿:江東区の老人ホーム メディカルケアタウン東大島 [MCT東大島]
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