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お知らせ

医療講演会『血液検査でわかること』を開催しました。

更新日:2016年08月30日 日記

こんにちは。事務課 吉村です。

 

8月26日(金)に地域交流サロンで医療講演会を開催しました。今回の講座は『血液検査でわかること』と題して、あかねクリニック諸冨院長に講演を行っていただきました。以下、講演会の様子です。

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健康診断等で多くの方々が血液検査を経験していると思います。採血には静脈血採血と動脈血採血の2種類があります。その大きな違いは、心臓から流れてくる酸素が豊富な血液を動脈血といい、一方、末梢の組織で酸素と二酸化炭素を交換して老廃物(乳酸など)を多く含む血液を静脈血といいます。動脈血と静脈血で色が違う理由をお分かりでしょうか?要はヘモグロビンが酸素を運んでいるか運んでいないかによって表れます。つまり静脈血は酸素を放出後の血液のため暗赤色になる訳です。ではここから本題です。採血から何がわかるのでしょうか?

まず、血液の血球成分からは、白血球、赤血球、血小板などの血球成分の過不足がわかり、血漿成分からはナトリウム、カリウム、リン、カルシウムなどの過不足がわかります。特に血漿からは脂質検査、肝機能検査、腎機能検査等様々な検査項目を実施できます。では採血から隠れ脳梗塞、胃がん、狭心症、乳がん等重病が発見できるのでしょうか?その答えはNOです。採血は健康確認の一助となり、病気の経過をはかる材料になります。またお薬の副作用が無いことの確認にもなります。さらに病院で検査可能な項目は、保険対象外のものも含めると2000余りにものぼり、様々な情報を読み取ることができるのも事実です。つまり重病発見のきっかけになる大事な検査なのです。

私たちが健康診断で知ることのできる情報は限られています。定期的な健康診断の受診が最も重要ですし、少しでも自覚症状がある場合には、速やかに医師へ相談して、日頃からの健康管理を徹底しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿:江東区の老人ホーム メディカルケアタウン東大島 [MCT東大島]
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